07«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»09

茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

神津恭介、密室に挑む

『神津恭介、密室に挑む』
高木彬光
神津恭介、密室に挑む―神津恭介傑作セレクション〈1〉 (光文社文庫)
神津恭介、密室に挑む―神津恭介傑作セレクション〈1〉 (光文社文庫)


眉目秀麗、頭脳明晰、白面の貴公子。輝かしい形容に彩られた名探偵、
神津恭介。彼が挑むのは密室トリックの数々。鍵の掛かった部屋の外に
残された犯人の足跡、四次元からの殺人を予告する男…。
不可解極まる無数の謎を鋭い推理でクールに解き明かす!
いつまでも燦然とした魅力を放つ神津恭介のエッセンスを凝縮した
六つの短編を収録。傑作セレクション第一弾。



「白雪姫」

「でも足跡の点は・・・・」
「そのような消極的な反証は、一時間もあれば粉砕してお目にかけます。」


お馴染み、雪上に足跡がない離れでの殺人。
神津恭介は言葉どうり簡単に粉砕しました。
そのトリックは、いまでいうところのバカミス的なネタ。
どうも神津モノとあわない気もするなあ。あれはないだろう。
本作はさらに密室にするための施錠のトリックや双子や
妖しげな美女を配した作品です。
機械トリックはちょっとアレですが、双子の扱い方などさすが面白い。


「月世界の女」

「一高時代にみんなは、あなたの事を何と言っていたと思います。
アイスマン、氷人と言っていたんですよ・・・・」
と言われてしまう神津恭介

「鏡の部屋」
真犯人にハッタリをかます神津恭介。
庶民派コロンボみたいこともやります。

「黄金の刃」
四次元の殺人・・・ハッタリを効かせてます。
神津恭介ものとしなければ怪奇探偵小説になりそうな感じ

「影なき女」
3回行われた密室殺人。
その後ようやく神津恭介登場。
構成の妙という作品。


以上の作品において高木彬光さんは
密室の機械トリックについてはほとんど重きを置いていないように
感じました。また密室の必然性についても無視しているのか考慮して
いないのか、作中でもその説明はありませんでした。
これは不思議。

「妖婦の宿」
既読なので今回は読みませんでしたが名作の誉れ高い作品です。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

tb: 0 |  cm: 0
go page top

オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤

『オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤』
『このミス』が選ぶ! オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤 (宝島社文庫)
『このミス』が選ぶ! オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤 (宝島社文庫)


『このミス』選者が選ぶ、珠玉の名作短編アンソロジーが登場!
約100年に及ぶ日本ミステリー史のあらゆる短編の中から、
『このミス』が誇る読書のプロが選んだ十編の名作たちを二分冊で刊行。


ということで第一弾”赤”です。

収録はこちらの太字作品で、残りは”黒”へ収録。

第一位「戻り川心中」(連城三紀彦)
第二位「天狗」(大坪砂男)
第三位「達也が嗤う」(鮎川哲也)
第四位「赤い密室」(鮎川哲也)
第五位「押絵と旅する男」(江戸川乱歩)
第六位「妖婦の宿」(高木彬光)
第七位「桔梗の宿」(連城三紀彦)
第八位「DL2号機事件」(泡坂妻夫)
第九位「第三の時効」(横山秀夫)
第十位「心理試験」(江戸川乱歩)


読んでいなかったのは「妖婦の宿」だけです。
これは探偵作家クラブの犯人あて余興に投じられた作品との事。
神津恭介モノでありいかにも本格短編の切れ味を持った作品でした。

連城三紀彦作品は2編とも最後に事件の様相がひっくり返っていくような
静かに驚いていくさすがの作品。

大乱歩「押絵と旅する男」は幻想譚で珍しく本人も認める作品。
"あれらは、生きておりましたろう"
当初は雑誌連載作品が書けなくて埋め草的に書いた作品だったようです。


泡坂妻夫はお馴染み亜愛一郎シリーズの最初期のもの。
またシリーズを読み返したくなってきます。

ということで確かにこれらはオールタイム級のミステリでした。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村
 
tb: 0 |  cm: 0
go page top

プロフィール

最新記事

カテゴリ

ありがとうございます

自己との対話