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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

狩人の悪夢

『狩人の悪夢』
有栖川有栖
狩人の悪夢
狩人の悪夢


人気ホラー作家・白布施に誘われ、ミステリ作家の有栖川有栖は、
京都・亀岡にある彼の家、「夢守荘」を訪問することに。
そこには、「眠ると必ず悪夢を見る部屋」があるという。
しかしアリスがその部屋に泊まった翌日、白布施のアシスタントが住んで
いた「獏ハウス」と呼ばれる家で、右手首のない女性の死体が発見されて
…。臨床犯罪学者・火村と、相棒のミステリ作家・アリスが、
悪夢のような事件の謎を解き明かす!


地味な作品です。
クローズド・サークルものとしての推理と解決ですが
決して閉じてはいなさそうでいくらでも抜け道がありそうな気もします。
クローズドを前提とすれば本格モノとしての面白さはあります。

臨床犯罪学者の火村以上にアリスが行動するところもなかなか良かった。

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あとがきによると、この火村・アリスシリーズは25年続いているらしい。
年齢設定は変わらず、しかし時代は確実に”今”
ここらへんの割り切りは良い。

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作家小説

『作家小説』
有栖川有栖
作家小説
作家小説


ミステリよりミステリアスな作家という職業の「謎」に本格ミステリ作家
・有栖川有栖が挑戦。怯える作家、悩む作家、壊れていく作家……
ミステリでコメディでホラーな、作家だらけの連作小説。


「書く機械」
ベストセラー作家を生み出す機械。編集者の気迫と、後にこの機会にとり
憑かれた作家がコワい。

「殺しにくるもの」
断片的な殺人描写が連続殺人とわかっていく。ラスト1行(というのか?)
にインパクトあります。

「締切二日前」
締切二日前なのに何も思い浮かばない作家。途中より不自然さがある記述
が出てきて、そういうことだなと思わせておいて落とす。

「奇骨先生」
気難しい奇骨先生インタビューをする学生記者。作家希望の学生に出版業
界の内訳を話す。最後は激励に近いものになる。

「サイン会の憂鬱」
サイン会のお客さん達の異常さがこれでもかと描かれ、笑いを通り越し怖
くなる。オチがつくが怖さも残る。

「作家漫才」
掛け合い漫才。単純に面白い。

「書かないでくれます?」
ユーモラスな雰囲気で進むうち、ふとうすら寒いものが出てくる。
孑孑の話は書かないでくれます?

「夢物語」
物語のない世界に迷い込み物語を語る男。有名名作作品を語っていたが、
これからは自分で物語を作っていこう、という前向きな好短編。

ホラー?コメディ?SF?中間小説?
これはなかなか面白い作品集だった。


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暗い宿

『暗い宿』
有栖川有栖
暗い宿 (角川文庫)
暗い宿 (角川文庫)


チェックアウトはできますが、去ることはかないません。

廃業が決まった取り壊し直前の民宿、南の島の極楽めいたリゾートホテル
冬の温泉旅館、都心のシティホテル…。
様々な宿で起こる難事件に、おなじみ火村・有栖川コンビが挑む!


「暗い宿」
これはなかなか暗くて良い。タイトル通り。

「ホテル・ラフレシア」
イーグルスのホテル・カリフォルニアについても語られる。
明るい南国リゾートホテルでの一幕ですが、
ラストに全く別のところでつき落とします。


You can check out anytime you like… but you can never leave

「異形の客」
包帯ぐるぐる巻きでサングラスの如何にもアヤシイ人物が出てきます。

「201号室の災厄」
火村助教授がハード・ボイルド風に事件に巻き込まれます。

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ロシア紅茶の謎

『ロシア紅茶の謎』
有栖川有栖
ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)
ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)


作詞家が中毒死。彼の紅茶から青酸カリが検出された。どうしてカップに
毒が?表題作「ロシア紅茶の謎」を含む粒ぞろいの本格ミステリ6篇。
エラリー・クイーンのひそみに倣った「国名シリーズ」第一作品集。
奇怪な暗号、消えた殺人犯人に犯罪臨床学者・火村英生とミステリ作家・
有栖川有栖の絶妙コンビが挑む。


短編集で多彩な作品が嬉しい。

「動物園の暗号」
殺人犯人を示したと思われる暗号文。ダイイングメッセージでもある。
暗号は解けたが犯人かどうかの証拠固めは別、という割り切りが良い。

「屋根裏の散歩者」
まさにあれ。でも罠を仕掛ける火村先生はいかがなものか。

「ロシア紅茶の謎」
命がけの毒薬トリック。でも十分ありえそう。
こんな会話もうれしい。

「お前、いい年こいてこんなの車の中で鳴らしてんのか?」
火村は冷ややかな目をして言った。
「キング・クリムゾンを聴きながら鼻歌混じりのドライブはできんや
ないか」

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朱色の研究

『朱色の研究』
有栖川有栖
朱色の研究 (角川文庫)
朱色の研究 (角川文庫)


臨床犯罪学者・火村英生はゼミの教え子から2年前の未解決事件の調査を
依頼されるが、動き出した途端、新たな殺人が発生。火村と推理作家・
有栖川有栖が奇抜なトリックに挑む本格ミステリ。


けっこうな分量ですが地味です。
前半がなんだかイマイチな解決、というかそんな展開なのですが
そのイマイチさがラストに意味を持ってくるようないないような。

”朱色の研究”だけあって夕焼けとか放火とか朱色の色彩感に
溢れています。(文庫カバーも!)

しかし今更こんなことをいうミステリファンもいないでしょうが
本作では全く登場人物像に精彩がなく誰が誰でもよい感じで
被害者も犯人でさえもイメージがわきませんでした。
ごめんなさい。読み手の理解不足でした。

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