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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

乱歩幻想譜

『乱歩幻想譜』
斎藤栄
乱歩幻想譜
↑読んだのはこれではなく徳間文庫版です。


「江戸川乱歩を読むことは、それまで存在しなかった一つの世界を確実に
所有することにほかならない」―。
その大先達との“すれ違い”に痛惜の思いを抱き続ける著者が、
かの幻想怪奇世界に、思うがまま、構想力の血を通わせた。
本書は、大乱歩を自らの作品のキャラクターとして取り込むことで
成立した、異色のスーパー実名フィクションである。


↑なんだか大層な紹介文ですが
つまりは乱歩が描いたような猟奇的な世界を
主人公、江戸川乱歩が体験するという短編集です。

乱歩の実際の年表にこの猟奇的な世界を組み合わせています。
そしてこの猟奇さは本当に猟奇でなんともおぞましい世界です。
勝手なイメージの”斎藤栄”とは全く相容れない感じがします。
(たぶん一冊しか読んでいないのでなんともいえませんが・・・)

しかし面白い。ついつい引き込まれてしまいました。
やはり主人公が乱歩だからでしょうか。
乱歩ファンならもし見つけてら買っておくのはアリです。

本作は昭和44年から昭和45年にかけて連載されたそうで
実は斎藤栄氏初期の作品です。
若き斎藤氏だからこそ憧れと勢いで書き上げた作品なのかもしれません。

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殺人の棋譜


『殺人の棋譜』
斎藤栄
江戸川乱歩賞全集(6)天使の傷痕 殺人の棋譜 (講談社文庫)


日本将棋連盟所属の河辺真吾八段が、「最高位」挑戦者決定戦に勝利し、
タイトル保持者の名人との対局が決まった。が、河辺を襲った突然の悲
劇―三歳の愛娘・万里が誘拐されたのだ。神奈川県警・須川刑事指揮の
もと、犯人逮捕に向けて万全の態勢で臨むが、予想外の方法で身代金を
奪われ、万里の行方も不明。最悪の事態の中、最高位戦第一局が始まっ
た…!?

昭和41年、第12回江戸川乱歩賞受賞作です。

斎藤栄さんについてもお名前は存じ上げてはいますが多分読んだことな
かったように思います。イメージとしては量産型の書き手。
失礼しました。

本作は本格推理ではなくサスペンス。誘拐犯は早いうちにわかりますが
そこからの展開がうまい。トリック云々タイプでは全くないのですが、
衆人環視からの犯人消失なんてものもあったりします。
誘拐事件にさらに裏の出来事を加えているプロットは大変面白かった。

だけどなぜ『殺人の”棋譜”』なんだろう。将棋の対局場面が描かれて
はいますがこのプロットでの特別な意味合いはありませんでした。
当時の乱歩賞選考委員の選評ではこの大局場面については実は高評価な
のですが。
私の読みがまだまだ浅いのか。

↓浅くても応援よろしくお願いいたします。
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