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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

一の悲劇

『一の悲劇』
法月綸太郎



「あなたが私の息子を殺したのよ!」山倉史郎は狂乱する冨沢路子の前に
絶句した。それは悲劇的な誤認誘拐だった。犯人は山倉の子と誤って、
同級生の路子の子を拉致したらしい。しかも身代金授受に山倉は失敗、
少年は骸となって発見されたのだった。鬼畜の仕業は誰が、なぜ?
やがて浮かんだ男には鉄壁のアリバイがあった。名探偵法月綸太郎と共
にいたというのだ…。


当時、講談社ノベルスの一連の新本格の中で法月綸太郎を知り、
新本格の中ではイメージとしては暗い雰囲気だなあと感じていました。
この作品は祥伝社のノベルスで読みましたが、さらに暗い感じがして
ちょっと新本格のミステリっぽくないな、なんて当時思っていたことを
思い出しました。

数十年ぶりに再読です。
本作は家庭を持つ大人の男が巻き込まれる物語です。
子どもの誘拐殺人、不倫関係、そして一人称で語られる重い雰囲気。
ちょっと当時はキツかったようです。
今回読んでもその重い印象は全く変わらなかったのですが、
本格ミステリであったことに気づきました。
かなりの終盤になってようやく謎解きになりますが
怪しげな人物が次々と指摘されては別の解が浮かび上がりと、
かなり濃厚な展開でした。但し、”探偵が皆を集めてさて、と言い”
という状況ではなく、ハードボイルド的に展開されていきました。

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真犯人は最後まで思い出せず読んでいました。
こういう形式ですから、真犯人はあの人だとずっと疑っていた人がいま
したが全然違ってました。
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Ⅹの悲劇

『Ⅹの悲劇』
エラリー・クイーン
Xの悲劇 (創元推理文庫)


ニューヨークの電車の中で起きた奇怪な殺人事件。
おそるべきニコチン毒をぬったコルク玉という
新手の凶器が使われたのだ。
この密室犯罪の容疑者は大勢いるが、
聾者の探偵、かつての名優ドルリー・レーンの捜査は、
着々とあざやかに進められる。
“読者よ、すべての手がかりは与えられた。犯人は誰か?”
と有名な挑戦をする、本格中の本格。


上記紹介文の”有名な挑戦”って本作だっけ?。

さて本作、読むのは3回目くらいです。
完全に真犯人は忘れてしまっていたので初読みたいなものです。
さすがに狂気であるニコチン毒のコルク玉というのは覚えていました。
しかしこの凶器、1インチのコルク玉に50本の針が刺さっており
先端にニコチンが塗ってあるという代物ですがイメージがわかない。
そんなもの危なくて持ち運びできないじゃないか。

私はドルリー・レーンという探偵像に特に思い入れはないので
例えばこれがもう一人の名探偵「エラリー・クイーン」でもよかった。
などと恐ろしいことを思ってしまいました。
レーンは早い段階から真犯人に気付いていたようですが、
問われてもはぐらかし続けるなどなかなか名探偵ぶりを発揮しています。
また警察とも信頼関係が結べず、勝手に事件に介入します。

しかし最終章での謎解きは圧巻です。
これぞ本格。これぞクイーン。
いろいろな謎やわだかまり部分が一気に解決します。
Xの悲劇のXとは最初は未知の犯人を意味したXでしたが
このXに関わるラスト1行の幕引きは美しい。

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間違いの悲劇

間違いの悲劇 (創元推理文庫)間違いの悲劇 (創元推理文庫)
(2006/01/20)
エラリー・クイーン

商品詳細を見る

『間違いの悲劇』


往年の大女優が怪死を遂げたとき、折悪しくハリウッドに居合わせた
エラリーは現場へ急行する。しかし、ダイイング・メッセージや消え
た遺言状、徐々に明らかになる背景、そして続発する事件に翻弄され、
幾度も袋小路を踏み惑うことに。シェークスピアをこよなく愛した女
優の居城を十重二十重に繞る謎の真相とは―。
創作の過程をも窺わせる、巨匠エラリー・クイーン最後の聖典。


という事で面白そうではありますが
小説として完成できず、残っているのは梗概のみ。
それでも70頁近くあります。

ずっと読もうと思ってましたが
結局音楽でいえばボーナス・トラック、,しかも未発表曲のデモ音源。

エラリー・クイーンのそこまでのマニアではないのでやめときます。

本書は「間違いの悲劇」に単行本未収録の7篇追加。
この7篇はさらにおまけ程度ですが
「動機」と「正直な詐欺師」は良かった。

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Yの悲劇

Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2)Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2)
(1959/09)
エラリー・クイーン

商品詳細を見る

『Yの悲劇』
もはや古典的名作ミステリであります。

30年くらい前に読んでおり
あてずっぽうで犯人を当ててしまった記憶
(他の要素はわからずともある部分の記述のみで判断したんでしょうね)
がずっとあり今回も犯人が誰かを知りつつ読みました。

さて作品の中身には今回触れませんので他の話題で。

やはり不動の名作という事でかなり版を重ねているようです。

1932年がオリジナルの発表年ですが
私が持っている創元推理文庫では
1959年が初版で、2003年時で111版(!)
さらに10年経っているいまはどのくらい版を重ねているんでしょうか。

解説 中島河太郎 というのも歴史を感じます。

30年くらいまえに買ったのは角川文庫版(XもZも最後も買った!)で
さらにハヤカワ文庫や新潮文庫でも出版されているので
やはり多くの方に愛されてきた作品のようです。

ミステリランキングの類では今でも上位のようですし
売れ続ける何かを秘めている作品だと思います。

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探偵役は ”~の謎”などで御馴染みの「エラリー・クイーン」でなく、
悲劇シリーズは「ドルリー・レーン」です。
はい。蛇足でした。


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