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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

泡坂妻夫の怖い話

『泡坂妻夫の怖い話』
泡坂妻夫
泡坂妻夫の怖い話 (新潮文庫)
泡坂妻夫の怖い話 (新潮文庫)

ブックオフの時代小説の棚に入っていたので見つけたのは偶然。
(時代小説は全く読まないので)

全くこの本の存在は知りませんでした。なんとショート・ショート集。

冒頭の「毒」「ハートのQ」と切れ味鋭い作品が並び、続く「解坂中腹」
では全く予想のつかないエンディングを迎えます。

いわゆるオチのあるショート・ショートはそれほど多くはなく犯罪譚、叙
情的な幻想譚といったところが多かったです。

先の紹介3作に「固い種子」「自然食」なんてところはわかりやすく、
こういうのがもっとあったらよかったな、という感じもしました。

タイトルの「・・・怖い話」なるほど。まとめると怪奇小説として括れる
のかも知れません。

ちなみに今日別のブックオフにいったら本作があるのに気付きました。
いったん意識に上がるとこのように目に留まってくるものなんですね。

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大人のための怪奇掌篇

『大人のための怪奇掌篇』
大人のための怪奇掌篇 (宝島社文庫)
大人のための怪奇掌篇 (宝島社文庫)


死/毒/膿/変異/狂気/憑依/畸形/醜行/拷問/吸血/食人/生贄…
まるで悪夢の連なりのような20篇。知的な恐怖と乾いた笑いが織りなす
非現実の世界。人生の残酷さや馬鹿馬鹿しさをデフォルメし、見事な仕
掛けと隙のない文章、堅牢なエスプリ、通奏低音としてのエロスで描い
た倉橋怪奇小説。


怪奇小説・・この言葉が持つ妖しげな世界を見事に描いています。
もともとは「倉橋由美子の怪奇掌編」というタイトルで出版されていた
ようです。
長らく気になっていましたがようやく本文庫で読むことが出来ました。

各篇はかなり短いので分量は大したことはないのですが
それぞれの奇想、不思議な世界に絡みとられ
なかなか読み進められませんでした。

これは今まで読んだことのないような作品群でなんと評したらいいのか
わからないのですがひと言陳腐な表現でいったら”悪夢”。
上記の紹介分からだと
”知的な恐怖と乾いた笑いが織りなす非現実の世界”。
さすがうまいこというなあ。

これは読んでおくべき一冊かも。

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カンタン刑

カンタン刑   式貴士 怪奇小説コレクション (光文社文庫)カンタン刑 式貴士 怪奇小説コレクション (光文社文庫)
(2008/02/07)
式 貴士

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式貴士の怪奇小説集です。

表題作をかなり昔に読んで、そのときはあまりのグロさに拒絶反応がでました。
今読んでもそのキツさにはかわりがありませんが
今はなんとなく楽しめてしまうのもどうなんでしょう。

この「カンタン刑」が一番有名のようですが
これは”文章の味”的なものは全くなくグロさのみの直球作品なので
むしろこれ以外のほうが良い作品のように思いました。

センチメンタリズムとグロテスク要素が組み合わさった
著者いうところの”グロテスクロマン”路線の
「乾いた子宮」「マイ・アドニス」や
異形の愛の形の「ヘッド・ワイフ」「アイス・ベイビー」なども
読んでいてやはりキツいのですがなんとなく大丈夫?です。

「おれの人形」「鉄輪の舞」なんてところは全く救いがないですが・・・

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まっ白な嘘

まっ白な嘘 (創元推理文庫)まっ白な嘘 (創元推理文庫)
(1962/05/25)
フレドリック・ブラウン

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フレドリック・ブラウン短編集1であります。
あまり読んではいないのですがブラウンのイメージは”軽妙”
ところが本短編集での感想は ”ダーク” ”悪意”
こういったものがテーマになっているのが多かった気がしました。
これに 怪奇小説的なものもあり これは一筋縄ではいかない作家なんでしょうなあ。

「笑う肉屋」
タイトルだけでなにか怖いのですが意外にミステリ?

「叫べ、沈黙よ」
聞く人の誰もいない森の奥で木が倒れたら、それは無音であろうか。
このテーマを使っています

「闇の女」「まっ白な嘘」
手堅いパターンの犯罪モノです。

「キャサリン、お前の喉をもう一度」
ちょっとラストは悪趣味になるかもしれませんが
映像化に適している気がします

「むきにくい林檎」
見せない恐怖。コワイ。

「カイン」
恐怖+オチが見事に融合していますね

「史上で最も偉大な詩」
興味深く引っ張りますがあっさりとした終わり方。
どんな詩だったんでしょう。

「うしろを見るな」
惹句より
「うしろを見るな」だけは、最後にお読みください。
というのは、あなたがお買いになったこの本は、
あなたのために特別の製本がしてあるからです。


こんな感じで全17篇。読み応えアリ。

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謎のギャラリー こわい部屋

謎のギャラリー―こわい部屋 (新潮文庫)謎のギャラリー―こわい部屋 (新潮文庫)
(2002/02)
北村 薫

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北村薫氏が編むこわい話のアンソロジーです。
こわいといっても怪奇小説的ではない作品がほとんどです。

「七階」ディーノ・ブッツァーティ
七階立ての病院に入院することになった男の話です。
この病院のシステムは変わっていて
患者の容態にあわせて入院する階数が割り当てられ
下の階の患者ほど容態は重い、というものです。
この男は最初七階に入院しますが
”手違い”により次々と下の階へ引越しさせられます。

どうでしょう。おもしろそうでしょう。

ぜひ入院しているオトモダチに紹介しましょう。

「煙の輪」クレイグ・ライス
夫を撃った妻。
夫が鼻の穴から煙草の煙をだす事が気になり、気がちがってきそうだったから撃ったらしい。
何がそんなに気になるのか?
四角の煙だからなのか、矩形の煙だからなのか、
いや普通の丸い煙らしい。
そんな男はなん十万人もいるのに。
衝撃?笑撃?のラストです。

「どなたをお望み?」ヘンリィ・スレッサー
これは現実的な恐怖です。
わたしが仕掛けられたらすぐにアウトです。
(内容は触れませんが非常に面白いというかコワイ話です)

なんておはなしが集まって
巻末の北村さんと宮部みゆきさんの
対談形式による作品紹介も楽しい一冊です。

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