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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

人間の尊厳と八〇〇メートル

深水黎一郎
人間の尊厳と八〇〇メートル (創元推理文庫)


「俺と八〇〇メートル競走しないかい」
ふと立ち寄った酒場で、見知らぬ男から持ちかけられた異様な“賭け”の
意外な結末。一読忘れがたい余韻をもたらす、日本推理作家協会賞受賞の
表題作ほか、極北の国々を旅する日本人青年が、おもちゃ屋と博物館で遭
遇した二つの美しい謎物語を綴る「北欧二題」など、バラエティ豊かな
5篇を収録。

まずはこの魅力的なタイトルの「人間の尊厳と八〇〇メートル」
不確定性理論やら量子力学などを引き合いに出しつつ人間の尊厳を証明す
るため八〇〇メートルを競争するというハッタリが面白く、さらにはそこ
からまたひねられていく、という作品です。

「北欧二題」
欧羅巴とかいてルビでヨーロッパと読ませるように本文には一切カタカナ
を使わず漢字にルビをふって表記しています。そんなわけで読みづらいの
ですが青年バックパッカーが遭遇する”日常の謎”を扱っています。

「特別警戒態勢」
皇居爆破予告・・なぜ予告したのか
作者曰くホワイダニットに特化した作品。

「完全犯罪あるいは善人の見えない牙」
完全犯罪談義だが、これはよくあるパターンで完全犯罪を目論んだが結局
発覚してしまった犯人のモノローグ。なぜ発覚したのか。これこそ善人の
見えない牙

「蜜月旅行 LUNE DE MIEL」
これは謎解きモノではなくちょっと変わった恋愛小説といった感じ。
でもよかった。

ここ最近この作者の作品を何冊か読んでいるがどれも面白く本作も良かっ
た。最初に読んだ「ウルチモ・トルッコ」を読み返したいがもう売っちゃ
ったなあ。

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