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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

密室殺人ゲーム・マニアックス

『密室殺人ゲーム・マニアックス』
歌野晶午
密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社文庫)
密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社文庫)


“頭狂人”“044APD”“axe”“ザンギャ君”“伴道全教授”。
奇妙なハンドルネームを持つ5人がネット上で仕掛ける推理バトル。
出題者は実際に密室殺人を行い、トリックを解いてみろ、
とチャットで挑発を繰り返す。謎解きゲームに勝つため、
それだけのために人を殺す非情な連中の命運は、いつ尽きる!?


もともと3部作を想定していたこのシリーズの
番外編という位置づけのようです。
前2作に対して本が薄い。

このネタを持ってくるには番外編としなければなかったのでは?
という内容です。
(つまらないという意味ではなくて仕掛けが)

完結編ではまた別のチームが描かれるんでしょうか?

2011年に本作は発表されていますがその完結編はまだのようです。

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密室殺人ゲーム2.0

『密室殺人ゲーム2.0』
歌野晶午
密室殺人ゲーム2.0 (講談社文庫)
密室殺人ゲーム2.0 (講談社文庫)


あの殺人ゲームが帰ってきた!
ネット上で繰り広げられる奇妙な推理合戦。
その凝りに凝った殺人トリックは全て、
五人のゲーマーによって実際に行われたものだった。
トリック重視の殺人、被害者なんて誰でもいい。
名探偵でありながら殺人鬼でもある五人を襲う、驚愕の結末とは。
<本格ミステリ大賞受賞作>


前作『王手飛車取り』より若干厚くなっている!
全作ラストとのつながりに違和感がありますが読み進めます。
途中でこの仕掛けはわかりますが、
後半はこの仕掛けがもう一回ひっくり返されるのではないかと
ヘンに期待しすぎてしまいました。

今回も「切り裂きジャック三十分の孤独」「密室よ、さらば」と
強烈な作品がありました。
ただ作品自体の仕掛けを期待してしまったので
この分厚い本のラストのカタルシスについては
ちょっと物足りなかったと感じてしまいました。

本格ミステリ大賞受賞とは各編の本格の論理への評価なんですね。
強烈。

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密室殺人ゲーム王手飛車取り

『密室殺人ゲーム王手飛車取り』
歌野晶午
密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)
密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)


〈頭狂人〉〈044APD〉〈aXe〉〈ザンギャ君〉〈伴道全教授〉。
奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。
ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの
現実に起きた殺人なのである……。
リアル殺人ゲームの行き着く先は!?
歌野本格の粋を心して堪能せよ!


何年か前に読んだ作品だが、続編の『2.0』『マニアックス』を購入。
ならば初めからもう一度読まねばと再購入しました。
(もしかすると家のどこかにあるかもしれないが探しだせない)

試したいトリックがあるから殺人をする、
という設定は当然馴染めなく(それが狙いなんでしょう)、
登場人物の会話口調も気になるのですが
だんだんと面白くなっていくところは前回の感想と同じです。
そして圧巻は後半の「求道者の密室」以降です。
くらくらっとしてきます。
ゲーム性を突き詰めるという前提だからこその
おおネタの炸裂。驚きます。

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安達ヶ原の鬼密室

『安達ヶ原の鬼密室』
歌野晶午
安達ヶ原の鬼密室 (祥伝社文庫)
安達ヶ原の鬼密室 (祥伝社文庫)


太平洋戦争末期、疎開先から逃げ出した梶原兵吾少年は、一人の老婆が留
守を預かる不思議な屋敷で宿を借りることに。その夜、二階の窓には恐ろ
しい“鬼”の姿が…。やがて、虎の像にくわえられた死体が見つかり、屋
敷に逗留していた者は次々に異様な死を遂げた―。いくつもの謎と物語が
交差する、著者ならではの仕掛け満載、興奮必至の傑作ミステリー!


既読です。
あのメイントリックを途中で思い出してきました。でも面白い。

本編である「安達ヶ原の鬼密室」を
「こうへいくんのナノレンジャーきゅうしゅつだいさくせん」と
「The Ripper with Edouard」という小説が
それぞれ前編、後編として挟みこんでいる構成です。
また「安達ヶ原の鬼密室」内にも探偵役がかつて関わった事件として
「密室の行水者」という章でまるまる”展望風呂殺人事件”が
組み込まれています。

何でこうなったかというと・・・・・

不可能趣味炸裂の大ネタを配置した上に、
このような小説そのものの遊びも加わえた本格ミステリーでした。

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天城一の密室犯罪学教程

『天城一の密室犯罪学教程』
天城一
天城一の密室犯罪学教程
天城一の密室犯罪学教程


「幻の探偵作家」の初作品集。
理論と実践で提示する“本格推理の真髄”がここにある!
摩耶正シリーズ全短編収録。


かつて「高天原の犯罪」を何かのアンソロジーで読んだ。
文章がすっと頭に入ってこない。難解だ。
本作はその作者の初の作品集で気になっていた。
神保町古書街散策の際、見つけて購入。うれしい。

難解だ。わからない。エンターテインメント性はなし。
余計な事は書かないらしく文章は硬い。
そのくせ犯罪の舞台設定は書き込んでいる。
時代背景を知っているとより楽しめるはずだ。

とまあこんな感じでムズカシかったので内容は覚えていません。
でもこういう本を選ぶ自分も含め満足してしまうのが面白い。

天城一氏は数学者で大学教授。その関係か本作の版元は日本評論社。
この硬さもなんかいいし、装丁のクールさもカッコいい。
”本”としての所有欲を満足させてくれます。

帯の推薦文もいい。

二十世紀に成し遂げられるべきであった重要な宿題が、
やっと今、果たされた! 

 (喜国雅彦)

密室トリックの奥義を究め、その秘密を解き放った伝説の男
逆説と風刺に満ちたロジックの一閃が、現世の壁に奇蹟の扉を切り開く。
時代を超えた輝きを放つ、純粋本格の至宝。

(法月倫太郎)

これは読みたくなるでしょう。”純粋本格”いかした表現です。

構成は三部構成。
密室犯罪学教程実践編(短編小説集)
密室犯罪学教程理論編(上記の小説と対をなす密室ミステリの評論)
毒草/麻耶の場合(麻耶正を探偵役とした密室ミステリ集)

おすすめはしません。
この本を理解できたという人はむしろうさん臭い。
私の読解力不足を棚に上げて言うと
なんだかわからないが圧倒された、これで充分なのではないか。

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