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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

名探偵の呪縛

『名探偵の呪縛』
東野圭吾
名探偵の呪縛 (講談社文庫)
名探偵の呪縛 (講談社文庫)


図書館を訪れた「私」は、いつの間にか別世界に迷い込み、探偵天下一に
なっていた。次々起こる怪事件。だが何かがおかしい。じつはそこは、
「本格推理」という概念の存在しない街だったのだ。この街を作った者の
正体は? そして街にかけられた呪いとは何なのか。『名探偵の掟』の
主人公が長編で再登場。


本格ミステリのお約束事項をネタにするところは
前作『名探偵の掟』同様ですが、
本作は笑いの要素は無くなっています。

東野圭吾さん自身と思えるミステリ作家が、
『本格推理』という概念がない世界へ名探偵として転生します。

終章では、この世界の意味合いと、東野圭吾さん自身の本格推理小説への
向き合い方ととれる内容が出てきて非常に興味深い。

意外に重い内容の小説でした。

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名探偵の掟

『名探偵の掟』
東野圭吾
名探偵の掟 (講談社文庫)
名探偵の掟 (講談社文庫)


完全密室、時刻表トリック、バラバラ死体に童謡殺人。フーダニットから
ハウダニットまで、12の難事件に挑む名探偵・天下一大五郎。
すべてのトリックを鮮やかに解き明かした名探偵が辿り着いた、
恐るべき「ミステリ界の謎」とは?本格推理の様々な“お約束”を破った、
業界騒然・話題満載の痛快傑作ミステリ。


本格ミステリ自体をネタにしています。

密室
意外な犯人
閉ざされた空間
ダイイングメッセージ
時刻表
二時間ミステリドラマ
バラバラ死体
一人二役
叙述ミステリ
首なし死体など・・・

こんなところを登場人物にご都合主義などと
言わせたりして皮肉っています。

登場人物も”名探偵”と”とんちんかんなことを言う警部”
がレギュラーですが、この二人、互いに小声で、
”密室宣言するのもうやだ”とか
”次はアレがそろそろくるだろ”とか”メタ発言を繰り返します。
さらには、ちゃんと推理する読者なんていないとか、いろいろ言い放題。

読んでてニヤニヤします。
私も読んでいて推理なんぞせず、探偵役の解決をなるほどそうなんだなあ
などと深く考えないで読んでいる読者です。

まずは本格ミステリあるある的な読み方で楽しめます。
しかし作者東野圭吾さん自身は真剣に”本格”を考え
自らのミステリ観を変えていったようでもあります。

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名探偵はもういない

『名探偵はもういない』
霧舎巧
名探偵はもういない (講談社文庫)
名探偵はもういない (講談社文庫)


犯罪学者・木岬と義弟の敬二少年は、雪崩に道を閉ざされてとあるペンシ
ョンに足止めされる。ワケありの客が集う雪の山荘では連続怪死事件が発
生!はたして「名探偵」は奇妙な事件の謎を解けるのか!?
あえて真相への手がかりを提示する“読者への挑戦状”
付きで贈る、霧舎巧エッセンスにあふれた名作。


上記の
あえて真相への手がかりを提示する“読者への挑戦状”
は、文庫裏表紙概要にも書かれています。

そして目次には
解説 石崎幸二 注・『読者への挑戦』は先に読まないでください。
とここでも煽ってきてます。

こうなるとこの『読者への挑戦』に、
なにかメタ的な仕掛けがあると楽しみにしていたのですが、
全くそんな事はなく普通の『読者への挑戦』でした。
なにが”あえて”だったんだろう。

私の読み不足かもしれないんですがどうもしっくりきません

登場人物欄も空欄としており
※ある事情があって、ここで登場人物の名を列記することが出来ません
と勿体ぶっていますが別にそれほどの事でもなさそうです。

私の読み不足かもしれないんですがどうもしっくりきません

この作者ならではの登場人物や設定の薄っぺらさ自体は気にしては
いなかったのですがこういう煽りはどうもなあ。

ミステリとしての伏線回収の見事さはやはり素晴らしいんですけど。

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というわけで
私の読み不足かもしれないんですがどうもしっくりきません

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名探偵の証明 密室館殺人事件


『名探偵の証明 密室館殺人事件』
市川哲也
名探偵の証明 密室館殺人事件
名探偵の証明 密室館殺人事件


人気ミステリ作家の自宅(密室館)に軟禁された8人。
館内で起こった殺人事件を論理的に解決できれば、そこから解放される!?
名探偵・蜜柑花子がその謎に挑む、シリーズ第2作。


ということで本格ミステリに分類されるのでしょうが、トリックやプロ
ット云々でなく名探偵の存在やミステリそのものについてどうこういお
うとしている小説です。

前作を読んでいても思ったのですが、人物造形には力を入れているように
は思えなく、そこはわざとそうしているような気がしてきました。
結構読者を置いてきぼりにしている登場人物の会話やエピソード、これも
たくまれたものなのかもしれません。

という感じで一般的な犯人あてミステリや叙述トリックとも違う不思議な
テイストの作品です。

まあテーマは名探偵の苦悩や宿命について、です。

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メグレ警視

メグレ警視―世界の名探偵コレクション〈10‐6〉 (集英社文庫)メグレ警視―世界の名探偵コレクション〈10‐6〉 (集英社文庫)
(1997/07)
ジョルジュ シムノン

商品詳細を見る

『メグレ警視』
毎度御馴染み世界の名探偵コレクションの第6巻です。

これで全10巻揃いました。
全部そろえるのに3年。
そのうち半分の、1年と6ヶ月はこの最終巻を見つけるのに費やしました。

そんなわけでメグレ警視ですが
名前は知っていたが読むのは初めてです。

もはや揃えるのが目的になっていたので
もう中身はどうでもいい感じがしてきましたが
「月曜日の男」
「メグレと溺死人の宿」あたりが面白かったです。

さてご参考

集英社文庫
世界の名探偵コレクション10

①ドイル シャーロック・ホームズ
探偵界のスターの推理が冴える。

②ルブラン アルセーヌ・ルパン
神出鬼没、英雄ルパンの怪事件。

③チェスタートン ブラウン神父
鋭い知性がきらめく素人探偵。

④クリスティ エルキュール・ポアロ
”灰色の脳細胞”が犯人像に迫る。

⑤ハメット コンティネンタル・オプ
探偵の意地を賭けた悪との対決。

⑥シムノン メグレ警視
パリ警視庁の心理的探偵法。

⑦クイーン エラリー・クイーン
アメリカが生んだ偉大な探偵。

⑧クリスティ ミス・マープル
老婦人の好奇心が真実を見通す。

⑨ウールリッチ ホテル探偵ストライカー
大都会に潜む殺意を執念で暴く。

⑩チャンドラー フィリップ・マーロウ
強く優しく誇り高く、それが信念。



次は同じく集英社文庫の
”乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10”を集めたいですが
1年前に「アクロイド殺害事件」を入手したのみです。
このシリーズはなかなか見かけないです。

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