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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

盗まれて

『盗まれて』
今邑彩



優秀なゴースト・ライターだった夫が本当の「幽霊」になってしまった!
困り果てる売れっ子作家に夫の幽霊から電話が…(「ゴースト・ライター」)。
中学時代の同級生から、十五年の歳月を越えて送られて来た手紙とは
(「時効」)。ミステリーはいつも電話と手紙によって運ばれる。
傑作推理短篇集。


何冊か今邑彩さんの作品を読んできたがいつも通りといえばいつも通り。
つまりはどれもがどんでんがえしの妙が味わえる、といったところです。
いつでもこれだけの驚きを与えてくれる、そしてそれは常に高水準とい
う作家はそうはいないんじゃないかと思いながら読みました。

幻想的な話に逃げずに常にミステリとして筋を通すこれらの作品は
やはり面白いです。真っ向勝負という感じが好きです。

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「死霊」殺人事件

『「死霊」殺人事件』
今邑彩



東京駅で拾った客を世田谷の家に届けたが、「金を取ってくる」と言った
まま戻ってこない。痺れを切らし中に入ったタクシー運転手が目撃した
のは、2人の男の死体だった。警察は直ちに捜査を開始。1階の和室の床
下が掘られており、2階の寝室には、泥まみれの女の死体が…。
その上、現場は密室状態で…。大胆・斬新なトリックが光る、
長編本格推理小説の秀作。


基本的にはアリバイ崩しをメインとしたミステリです。
しかし一筋縄ではいかないところはさすが今邑彩。
本筋の事件のほかに関係者の過去の事件も浮かび上がります。

怪奇性のある発端と合理的な解決の本格ミステリが見事に融合しています。

そして最終場面でのある登場人物が別の登場人物を評する場面、
これは心の闇を描くという事でこの部分がホラーかも。

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「裏窓」殺人事件

『「裏窓」殺人事件』
今邑彩



自殺と見えた密室からの女性の墜落死。向かいのマンションに住む少女
は、犯行時刻の部屋に男を目撃していた。少女に迫る、犯人の魔の手…
また、同時刻に別の場所で起こった殴殺事件も同一人物の犯行とみられ。
衝撃の密室トリックに貴島刑事が挑む!本格推理+怪奇の傑作、
貴島シリーズ第二作。


本格推理+怪奇とありますが、怪奇の部分は推理の部分とはうまくリンク
していなかったようでその部分は若干評価が下がるかもしれません。

今まで読んできた今邑作品が面白すぎたので、むしろ安心(?)しました。

しかし伏線回収やミスリード等、あるべき本格への探求は
やはり今邑クオリティといったところでしょうか。

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少女Aの殺人

『少女Aの殺人』
今邑彩



「養父に身体を触られるのが、嫌で嫌でたまりません。このままでは
自殺するか、養父を殺してしまうかも―」
深夜放送の人気DJのもとに届いたのは、「F女学院の少女A」という
女子高生からのショッキングな手紙だった。
家庭環境があてはまる生徒三名の養父は物理教師、開業医、そして刑事。
直後、そのうちのひとりが自宅で刺殺され…。


またしても面白い。
今邑彩さん。ハマってます。

犯人は決まっているかのように思われたので
トリック解明や新たな動機さがしを主としたものと思い読んでいました。

とんでもない。
後半とんでもない方向に話が流れていきました。
いわゆるモノローグの部分を正として、こんな展開も可能なのかと
驚いてしまいました。
話の中身は暗いですが、途中でアレっもしかしてと思ったときは
むしろ爽快でした。

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そして誰もいなくなる

『そして誰もいなくなる』
今邑彩



名門女子校の式典の最中、演劇部による『そして誰もいなくなった』
の舞台上で、服毒死する役の生徒が実際に死亡。上演は中断されたが、
その後も部員たちが芝居の筋書き通りの順序と手段で殺されていく。
次のターゲットは私!?部長の江島小雪は顧問の向坂典子とともに、
姿なき犯人に立ち向かうが…。戦慄の本格ミステリー。


クリスティの『そして誰もいなくなった』を下敷きにしたミステリです。
この連続殺人では本家さながらの意外性のある真犯人が現れ、
またそこへいくまでの展開も見事でした。
しかしこれだけで終わらせないところはさすが今邑彩。
(最近何作か読んでいてその仕掛けの多さに感じ入っています)
この事件だけでこのミステリを終わらせても成立するところ、
別のエピソードを差し込みさらに驚かせる展開となりました。

ラストの章でのとある人物の想いも良かった。

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思えばタイトル通りかなりの人がいなくなります。

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