09«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»11

茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

帽子収集狂事件

『帽子収集狂事件』
ジョン・ディクスン・カー
帽子収集狂事件【新訳版】 (創元推理文庫)
帽子収集狂事件【新訳版】 (創元推理文庫)


“いかれ帽子屋”による連続帽子盗難事件が話題を呼ぶロンドン。
ポオの未発表原稿を盗まれた古書収集家もまた、その被害に遭っていた。
そんな折、ロンドン塔の逆賊門で彼の甥の死体が発見される。
古書収集家の盗まれたシルクハットをかぶせられて…。
比類なき舞台設定と驚天動地の大トリックで、全世界のミステリファンを
うならせてきた、フェル博士シリーズを代表する傑作。



とかく有名な作品ではあるが、それほどの傑作でもないのかな、
というのが正直な感想でした。

犯行現場であるロンドン塔の平面図があるのだが、
これがわかりにくい。高さ、でっこみへっこみの立体感が全く掴めない。
日本家屋ならイメージが持てるがロンドン塔ではね。

これはあの部分だけでもいいので立体的な図にすべきだと思うんですが。
直していただけませんか。

数作しかカーは読んでいないけれど、そしていずれも面白かっただけに
そしてこれは有名な作品だけにちと残念。

えらそうにすみません。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

帽子、ポオの未発表現行がある絡み方をしますがここは面白かった。
そして張り巡らされた伏線も複雑に絡み合っていた・・・・
って結構よかったのかな。

tb: 0 |  cm: 0
go page top

死神と雷鳴の暗号

『死神と雷鳴の暗号』
本格ミステリ作家クラブ編
死神と雷鳴の暗号―本格短編ベスト・セレクション (講談社文庫)

毎度御馴染み本格短篇ベスト・セレクション。シリーズです。

今回は
フレンチ警部と雷鳴の城(芦辺拓)
やさしい死神(大倉崇裕)
「別れても好きな人」見立て殺人(鯨統一郎)
鳥雲に(倉坂鬼一郎)
闇ニ笑フ(倉知淳)
英雄と皇帝(管浩江)
通りすがりの改造人間(西澤保彦)
麺とスープと殺人と(山田正紀)
消えた裁縫道具(河内美加)
京極作品は暗号である(波多野健)

が収録されています。

一番のオススメは「フレンチ警部と雷鳴の城」
ミステリ・マガジンの”ジョン・ディクスン・カーを読もう!”特集で
発表された作品ですがクロフツの作品の主人公であるフレンチ警部を持
ってくるあたりひねっています。もちろんカーも絡んできて楽しい限り
です。

「やさしい死神」は落語ミステリー。落語のネタと”日常の謎”の絡み
ぐあいが素晴らしい。

といったかんじで充実の一冊です。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村
tb: 0 |  cm: 0
go page top

皇帝のかぎ煙草入れ

皇帝のかぎ煙草入れ【新訳版】 (創元推理文庫)皇帝のかぎ煙草入れ【新訳版】 (創元推理文庫)
(2012/05/18)
ジョン・ディクスン・カー

商品詳細を見る

皇帝のかぎ煙草入れ

巨匠カーの1942年の作品です。
おなじみの怪奇趣味、密室モノとは異なる作品ですが
いやおもしろい。
実は最初に解説の頁をめくってしまい
犯人として、ある登場人物の名が目に入りかけていたのですが
本編を読んでいく中では、まさか犯人ではないだろうと
見事に作者の罠にはまって、まったく真相に気がついていませんでした。

”皇帝のかぎ煙草入れ”
かぎ煙草自体知らず全く馴染みのない小物なので
なんでこれが本作のタイトルになっているか読んでいる最中から疑問点だったのですが
(地味な単なる小物の名称ですからね)
なかなかこのタイトルのつけ方自体にも意味があったのかもしれませんね。

さて戸川安宣さんの巻末の解説ですが
【以下は、本文の読後、お読みください】とあるように
カーの仕掛けたトリックを細かく紹介しています。
あんな文、こんな文でいろいろフェアプレイをしておったのだなあ、
と感心するとともに
こういった解説らしい解説もいいもんだなあと思いました。

↓本文読後に応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村
tb: 0 |  cm: 2
go page top

妖魔の森の家

妖魔の森の家 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐2))妖魔の森の家 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐2))
(1970/12/11)
ジョン・ディクスン・カー

商品詳細を見る

妖魔の森の家
カー短編全集2ということで
短編4編とほぼ長編1作の5作が収録されています。

「妖魔の森の家」
記念すべきヘンリー・メリヴェール卿(H・M卿)初登場作品のようです。
登場早々バナナの皮を踏みつけて転倒します。

凄い登場シーンですなあ。しかもバナナの皮。

バナナの皮=すべる、の文化史のなかにはぜひとも入れていただきたいエピソードです。

さて作品は過去と現在の人間消失に怪奇風味が加わったものですが
見事に合理的にH・M卿が解決します。
中島河太郎氏による解説も丁寧で
カーが細心の注意を払って伏線をいれていたことなど
具体例を入れて説明しています。

「軽率だった夜盗」「ある密室」ではギデオン・フェル博士が登場します。

ほぼ長編「第三の銃弾」は密室での銃による殺人事件。

犯人と目される男は発砲は認めるもののそれが外れて弾が被害者は死んでおらず
その直後の密室内のどこからかの発砲によって死んだことが確認されるも誰が撃ったかわからない。
さらにはその後の検死結果により実は死因は第三の銃弾だったことがわかり・・・
と不可能趣味満載の出来になっています。

カーはやはりいいですなあ
↓応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村
tb: 0 |  cm: 2
go page top

火刑法廷

火刑法廷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-1)火刑法廷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-1)
(1976/05)
ジョン・ディクスン・カー

商品詳細を見る

火刑法廷

広大な敷地を所有するデスパード家の当主が急死。
その夜、当主の寝室で目撃されたのは古風な衣装をまとった婦人の姿だった。
その婦人は壁を通り抜けて消えてしまう……
伯父の死に毒殺の疑いを持ったマークは、友人の手を借りて埋葬された遺体の発掘を試みる。
だが、密閉された地下の霊廟から遺体は跡形もなく消え失せていたのだ! 



実に面白い。
ジョン・ディクスン・カーの有名作です。
カーは不可能趣味、怪奇趣味などと言われるようですが
本作はそれらが見事に融合されています。
死体消失、壁抜けなどの不可能趣味が炸裂しますが
最後はきちんと本格派作品としてまとめ上げます。
さらにその上に・・・
ラストの凄さも忘れがたし。

いやあ実に面白い。

火刑法廷とは
十七世紀ルイ王朝のあいだ、とくに妖術や毒殺などといった
異例に属する裁判を審理し、火刑を宣言した法廷、の事だそうです。

↓異例に応援よろしくお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

カーは他にもっと読んでみたいですが
これほどの面白さはあるのだろうか、というくらいの面白さでした。
tb: 0 |  cm: 2
go page top

プロフィール

最新記事

カテゴリ

ありがとうございます

自己との対話