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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

ツリー

『ツリー』
高橋克彦

↓上巻
ツリー(上) (双葉文庫)


ある新人賞に驚異的な小説が応募されたことから物語は始まる。
書評家の私は、旧知の編集者から頼まれて、連絡のとれない作者・
風森大樹を捜すことに。だが、本籍地の青森で調査しても、その行方は
杳として知れない。風森には超能力があったと、小学校の同級生の政夫
は驚くべき話をした。その後、調査を手伝った政夫が突然、死亡。
これはただ事ではない―次々襲い来る緊急事態に、ページを繰る手が
止まらない傑作サスペンス!


↓下巻
ツリー(下) (双葉文庫)


風森の一族は人知を超えた能力を隠し、ひっそりと暮らしてきた。
その力を奪取しようと目論む組織と風森との間で、激しい戦闘が勃発
する。金絡みのゴタゴタでヤクザ・輝田組も参戦。私と地元の若者・
広司、組織から寝返ったという謎の美女・名美の三人は風森と行動を
ともにし、危地からの脱出を目指す。すると恐るべき名美の能力が
明らかになり―。そして物語は胸を熱くする壮麗フィナーレへ。
あなたは衝撃シーンの目撃者となる!


大昔、超絶的な傑作『総門谷』を読み高橋さんのファンになりました。
そしてこの伝奇系統の作品は他にも名作があり読んできました。
さて本作はまさにこの系統に連なる作品です。

新人賞に応募された小説(高度な数式があり)とその作者を巡る内容
かと思いきや小説や数学の部分はあっさりと打ち切られるのが残念。
これは書評家を主人公にするため(何故?)の処置なんでしょうか。

物語は、追い求めていた小説の作者は実は宇宙人でした、というもので
この部分だけ抜き出すとアレなんですが
全体をみてもやはりアレです。
しかしそこは高橋克彦。
手慣れた筆のさばきで、嘘に嘘を派手に重ねてながらも
読み物として面白くしています。

多くの高橋伝奇モノと全く同じフォーマットなので目新しさは全然なく
むしろ伝奇的な部分は弱くなっているが面白いからいいじゃないか。

いつもどうり主人公を取り巻く人々は
本件(なにしろ宇宙人)がかなり大変なことなのに
全く動ぜず、そこまでする義理もないのに最後まで付き合います。
本作で言えば広治。最後はUFOに乗って月世界を目指します。

違和感があるとすればこういう人物像と、「UFO」。
宇宙人の乗り物とわかり未確認でなくなっても呼称はUFOのまま。
高橋克彦作品は多分全部そうでした。

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私は久々にこの系統の本を読んだせいか興奮しましたが
皆様におかれましては本作はかなりアレなので
『総門谷』
『竜の柩』をお勧めします。

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イタリアの輝き バンコ登場

イタリアの輝き バンコ登場(紙ジャケット仕様)
イタリアの輝き バンコ登場(紙ジャケット仕様)
1975年発表。
バンコ、イタリアのバンドですが世界進出をかけた英語アルバムです。

オリジナルアルバムっぽいが実は編集盤なのです。
ファースト・アルバム+サード・アルバム+新曲という構成で
既存の曲もまず英語詩にしたり、リミックスしたり再演したりと
いろいろ仕掛けています。
同じイタリアのPFMもこんな形態のアルバムありますね。


イタリアン・プログレですから演奏は素晴らしいのはもちろんですが
特色としてなんだか”濃い”気がします。
ただその濃さとは何なのかよくわかっていません。

ヴォーカルの濃さ?(見た目のインパクトはありますな:ジャケの人)

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頭の体操 第1集

『頭の体操 第1集』
多湖輝
頭の体操〈第1集〉パズル・クイズで脳ミソを鍛えよう (光文社知恵の森文庫)


あなたの脳ミソは、固定観念でこり固まっていませんか?
創造的な人間になるには、その枠を破っていく独創力が必要なのだ―。
直観力をつける体操から頭のウルトラCまで思わずニヤリのパズル満載!
知恵をつけるために、話のタネに、ストレス解消のために、
脳ミソを鍛えよう!
目からウロコが落ちる、永遠の超ベストセラー、待望の文庫化


第2,3,4集と購入できたので、ならば全集コンプリートさせよう、
と考えましたが実際なかなかお目にかからない。
この第1集がなかなか見つからなかったので残りは厳しいか?

さて内容ですがかなり正統的なパズル問題が多いです。
これ以降顕著になる、設問の中に潜むひっかけ問題はまだ少ないです。

またそれぞれの設問に制限時間が設定されています。
前半はこれが数十秒から数分なのですが、
後半”頭のウルトラC演技”では
10時間、20時間、40時間
とエスカレートしついには時間無制限なんてのも出てきました。
もう考える気力も無くなる世界です。

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ところで”ウルトラC”って言葉、今も使ってますか?
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夜歩く

『夜歩く』
ディクスン・カー
夜歩く (創元推理文庫 118-14)


パリの予審判事アンリ・バンコランは、剣の名手と名高いサリニー公爵
の依頼をうけ、彼と新妻をつけねらう人物から護るために深夜のナイト
クラブを訪れる。だが、バンコランと刑事が出入口を見張るカード室で、
公爵は首を切断されていた。怪奇趣味、不可能犯罪、そして密室。
カーの著作を彩る魅惑の要素が全て詰まった、探偵小説黄金期の
本格派を代表する巨匠の華々して出発点。


1930年発表でカーの長編第一作だそうです。
探偵役はフェル博士でもヘンリ・メリヴェール卿でもなく
予審判事のバンコランです。
また舞台はフランスだったりと、
その後の黄金期の作品とは一味違うようです。

恐らくなんですが・・・その後の名作と比べるといろいろ弱いです。
読むならやはり、名作と名高い
『皇帝のかぎ煙草入れ』『火刑法廷』『帽子収集狂殺人事件』
『ユダの窓』あたりが良さそうですね。

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原題は It Walks by Night
なんかかっこいい

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もののけづくし

『もののけづくし』
別役実
もののけづくし (ハヤカワ文庫NF)
↑私が持っているのはこれでなく趣きのあるカバーです。


ろくろっくび、のっぺらぼう、すなかけばば等、
古来、日本人はさまざまなもののけと接してきた。
そして現在、激動する世界経済のなか、新種の妖怪が出現したのである。
ふんべつ、りしょく、ぎゃおすといった未知のもののけは、
高度に情報化した私たちの生活にどんな影響をもたらすのだろうか。
日頃見すごしがちな妖怪たちの生態をつぶさに観察し、
もののけとうまく付き合うコツを詳細に記した、
大人のためのお化け入門書。


ろくろっくび、のっぺらぼうなどお馴染みのもののけもいれば
もったい、というもののけもいます。

ここでいう「もったい」も、そうした「もののけ」の亜種に
ほかならない。そしてこれらがつくと、我々はその「もの」を、
むしょうに捨てたくなる。


「どうも」はこんな具合です。

「どうも」というのは、「どうも、ありがとうございます」とか
「どうも・・・・」~中略~とかいう場合の「どうも」である。
もちろん、これが妖怪であるかどうかについて、
まだ確証があるわけではない。しかしこの「どうも」が、それに続く
「ありがとうございます」とか~中略~とかの言葉を、
省略して使用されはじめた時、単なる言葉ではなくなってきた
という感触を、多くの人々が抱きはじめているのだ。
しかも最近では、「どうも、どうも」と、これをリフレーン
させはじめている。かなり奇妙なことと言えよう。

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宮沢章夫が好きなら必読と言えよう。
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NEW LOOK

恥ずかしながら安室奈美恵さんの曲はほとんど知りませんでした。
しかし最近よくメドレー形式で短く曲が紹介されるので
何かと耳にしておりました。

その中で他の楽曲とちょっと違う、”泣き”でも”熱さ”でもない曲が
印象に残っていました。
題名がわからないし部分的にしか聴いたことは無いので
昨夜とりあえずYouTubeでいろいろ探しやっとたどりつきました。

↓NEW LOOK (2008年)


10年前の曲だったのか。素晴らしい!
なんでもシュープリームスの「BABY LOVE」が下敷きだとか。

今回、この曲を見つけるにあたりいろいろな動画を見ましたが
ダンスはカッコいい、歌えば上手い、どの年代でも殆ど容姿変わらず。
多くの女性の憧れになるわなあ。

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あるまとめサイトで面白かった記事はこんな内容だった。
母:
これは私が中学生の時の安室ちゃん。これは私が高校の時の安室ちゃん。
これは私が結婚した時の安室ちゃん。
これはあなたが生まれた時の安室ちゃん。
娘:
ねえ、なんで安室ちゃんはずっとお姉さんのままなの?

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放送禁止

『放送禁止』
長江俊和
放送禁止 (角川ホラー文庫)


不幸な出来事の続く大家族のドキュメンタリー。
ストーカー被害に遭っている女性への密着ルポ。
自殺を思い止まらせる癒しの集団での体験取材。
放送する予定で制作されたものの、諸般の事情から“お蔵入り”
となった番組のテープ。それらは、半永久的に倉庫の片隅に
眠り続けている。なぜ放送されなかったのか?
そこには、どうしても放送できない恐るべき“真実”が隠されていた。
あなたには隠された真実が見えるだろうか…。


本作は”諸事情で放送できなかったドキュメンタリー”の内容を
文章に起こした作品、という体裁です。
この本の元になるフェイク・ドキュメンタリー自体がある事は
知っていましたがそちらはまだ見ていません。

それぞれの事件はホラー的な要素も含みますが
最後は現実的な解釈になるところはミステリ的でもあります。
ただその解釈は丁寧に説明されているわけではなく
それまでに散りばめられていた伏線を最後に
「素材テープ・スクリプト(書き出しメモ)、一部抜粋」
という形で再提示することで読者に喚起しています。
またこれで読み取れる解釈が放送禁止になった理由である、
という事も表しています。

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映像作品のほうも見てみたい。

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