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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

ミステリー傑作選・特別編〈5〉自選ショート・ミステリー

ミステリー傑作選・特別編〈5〉自選ショート・ミステリー
日本推理作家協会編



赤川次郎から皆川博子まで、現代日本を代表する33名の作家が、
自ら選んだマイ・ベスト・ショート・ショート。本格推理から幻想譚、
恋愛ミステリーにホラー等々、どこから読んでも面白い、
何度読んでも愉しめる、絶対お得な超豪華アンソロジー。
単行本未収録作品を多数収めた永久保存版。


しょっぱなの赤川次郎「会話」が良い。
ほぼアンソロジーでしか読まない作家ですが
読んだ作品はハズレなし。恐ろしいほどの高水準。
だからアンソロジーに採られたともいえるわけですけどね。

本書はショート・ミステリーとうたっていますが広義も広義。
そのせいか結末があるのかわからない幻想小説が多かったのは残念。
やはり私はちゃんとオチがあるのが好きなのです。

高原弘吉さんの「二塁手同盟」が意外な拾いモノ。
これを収録したことが本書の価値か?!

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あ、あと”自選”はダメですね。
変に拘った作品を選んでしまうう傾向があるようです。
やはり一般的に評価の高い作品選のほうがいいです。
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イリュミナシオン 君よ、非常の河を下れ

『イリュミナシオン 君よ、非常の河を下れ』
山田正紀



内戦に揺れる東アフリカの国家サマリスの国連領事、伊綾剛に
突然与えられたのは、「アルチュール・ランボーを捕獲するため
『イリュミナシオン』へ向かった『反復者』を追って、『非情の河』を
下れ」という任務だった。
人類の理解を超越した侵略者との戦いを、
ランボーの詩に乗せて華麗に奏でる、幻想ハードSF!


『カオスコープ』『サイコトパス』と続いてまたまた山田正紀。

しかし書かれている内容が理解できない。
ストーリーも個々のエピソードも何が何だかわからなくなってます。

詩人ランボーの詩やエピソード
そして量子理論
をベースに作られたようです。

イリュミナシオンとはもともとランボーの詩集の名です。
断片的な詩集の内容と断片的に時間と空間が繋がる量子論的な世界。
ここら辺のことの物語のようです。
いや違うかもしれません。
難しかったです。

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Guilty 殺意の連鎖

『Guilty 殺意の連鎖』


毎度お馴染み日本推理作家協会編ミステリー傑作選で、
2010年に発表された作品のアンソロジーです。

愛する彼が犯人だと、彼女はなぜ見抜いたのか?
はかなき夢に人生を圧され破滅する男女を描いた
辻村深月『芹葉大学の夢と殺人』。
犯行現場から消えた凶器。少年犯罪報道の矛盾に切り込んだ
有栖川有栖『アポロンのナイフ』。
借金苦から犯したとされる殺人の、驚愕の真相を描いた米澤穂信『満願』。
全6篇収録。

既読だったが鳥飼否宇「天の狗」が強烈。
殺人トリックはよくわからないものの動機がキツイ。

早見江堂「死ぬのは誰か」がコミカルで良かった。
毒を飲まされた人物を探すという変わった趣向です。

米澤穂信「満願」はいかにも短編ミステリらしいラストのキレの良さで
印象に残る。

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Love Is On Line ~ キリンジ

Love Is On Line ~ キリンジ

2006年『DODECAGON』収録曲です。
DODECAGON

キリンは立って寝る
鳥は枝で寝る

この出だしはすごい。いったい何を歌うのか全く予想がつかない。

君は女ですか
女の振りかな


これも強烈で、最初聴いた時はどういう流れかわからなかったのですが
ネット上で女性のふりをしている可能性を問いているんですね。
ということでオンライン上でのやりとりをしている相手に対しての
歌のようでした。

そしていきなり抒情的なフレーズ

鼻緒が切れたら叫ぶんだよ
僕の袖を千切って結べばいいだろう


メロディも美しくいったいなんなんだ。


サビの最後の部分

二人は蜘蛛の糸を渡る夜露さ

も意味が分からぬまま、しかし素晴らしい言葉の使い方だ。
そしてメロディは極上なのです。

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ラヴソングであるかもしれないし、そうではないかもしれないし
なんともいえないが、しかしなんとも味のある名曲ですなあ。

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ポップ中毒者の手記(約10年分)

ポップ中毒者の手記(約10年分)
川勝正幸



1996年刊、初の著書にして、ロング・セラーになった
ポップ・カルチャー・コラム集。好きだけじゃ終わらずにシーンの中に
身を投じながら、細かい気配りが利いた取材をし、
濃密なデータ&ユーモアを原稿に詰め込む独特なスタイルで、
はっぴいえんどから渋谷系時代のアーティスト、デニス・ホッパー、
セルジュ・ゲンスブール、勝新太郎、ディヴィッド・リンチなどを描く。


昔「ニッポンTV大学」という番組があり、
そこに川勝さんが出演されていた。
出演というより、コントとコントの間にちょっと映るという程度。
そのなんともいえぬ容姿に、竹中直人さんが「誰だお前は」、
といったツッコミをいれる。そんなパターンだった気がする。
そんな事でウッディ川勝こと川勝正幸さんを知ったのでした。

川勝さんは
いかにも、何だお前はとツッコミを入れられるような容姿で
まさしく私も当時そう思っていたのですが
今の目で見れば
メガネ+薄毛の”クリエイター”は皆あの時の川勝さんっぽい。
そしてそれがおしゃれに見えてしまうのです。

さてそんな川勝さんのコラム集ですが、
時代の先端をいく音楽と笑い等のカルチャーを自らの交友関係を踏まえ
紹介するやはり時代性のある内容になっています。

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Junction 運命の分岐点

『Junction 運命の分岐点』


毎度お馴染み日本推理作家協会編ミステリー傑作選で、
2011年に発表された作品のアンソロジーです。


瀬戸内出身の主人公宛てに届いた同級生からのハガキ。
父の失踪、亡き母の慟哭の「真実」を知る湊かなえ『望郷、海の星』。
自殺志願者が集まる宿で見つけた書きかけの遺書。
その書き手を突き止める米澤穂信『死人宿』。
弟分が「賭け金がない」と泣きついてきた。
騙し合いの快作、両角長彦『この手500万』。全6篇収録。


収穫は
『この手500万』(両角長彦)
危ない世界を生きているらしい男、半崎の活躍を描いていますが
めっぽう面白い。冒険小説、ハードボイルド系でユーモア味もあり。
短編集にまとめられているようなのでこれは探さねば。

『オンブタイ』(長岡弘樹)
交通事故で部下を死なせ、自らも視力を失った男の物語です。
自分勝手な男ですが、介護員のヘルプで生きていく気力を取り戻し
いい話としてまとまると思っていたら・・・。
この作者の作品を読むのはアンソロジーで2作目ですが前作も良かった。
やはり個別に短編集を買ってみようかな。

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音楽(業界)小説の、杉井光「超越数トッカータ」も良かった。

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カード・ウォッチャー

『カード・ウォッチャー』
石持浅海



ある日、遅くまでサービス残業をしていた株式会社塚原ゴムの研究員・
下村が、椅子の背もたれに体重をかけ過ぎて後方に倒れてしまった。
そのとき、とっさに身を守ろうとして手首をけがしてしまう。
その小さな事故が呼び水となり、塚原ゴムに臨検が入ることになった。
突然決まった立ち入り検査に、研究総務の小野は大慌て。
早急に対応準備を進めるが、その際倉庫で研究所職員の死体を
発見してしまう。所内で起きた、変死。小野は過労死を疑われることを
恐れ、労働基準監督署の調査員に死体が見つかることを回避するため、
ひたすら隠ぺいしようとするのだが……。


久々に石持作品を読みましたが面白い。
今回は、とある企業の研究施設が舞台で、
労災、サービス残業の実態を調査する労働監督基準署との攻防の話です。

サービス残業や労働安全をテーマにした企業小説としての面白さ、
調査員との駆け引きのスリリングさ、
そして本作のキモである過労死と思われた死体をめぐる攻防、
どれもが石持節というべき流れで安定感もあります。

見つけた死体についてはその事件性を見抜き、原因まで推測する部分は
いかにもミステリ的で嬉しくなります。

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探偵役になっている調査員は、その相方からみた視点だと
なにか面倒なことを引き寄せてしまうタイプらしい。
関連作品とかあるんでしょうか。是非読みたい。
というか手持ちの石持作品が切れたので何でもいいから読みたい。

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